文世さんに逢いたい

「婆猫ふみちゃんのスローライフ」を綴りたくて、 2004年から始めたブログですが、
ふみは2009年3月に19歳10か月で逝きました。

ミライ・インパルス



    


飛翔




    「年中、低空飛行」のテンションでいる自分が、
    若猫のハッスル・ミライと暮らしているのは、
    不思議といえば不思議です。

    たぶん、生涯で一度も虫を捕まえた事のないふみ。
    活発だけど、私に合わせているのか、
    穏やかに甘える時間を優先した大野くん。

    そんな二匹と比べると、
    ついつい、ミライのことはもてあまし気味になってしまう。




滑空

                       ミライが、「ムササビの舞」を披露

  


    ブルーインパルス』の名を、耳にした事はありますか?

    航空自衛隊所属で、“展示飛行”を専門とするチームの名称です。
    全国各地の航空基地を中心に展示飛行を実施し、
    そのニュースがテレビで取り上げられる事も多いのです。

    私が知っているのは、埼玉県の入間基地で行われる、
    航空祭でのアクロバット飛行。毎年11月3日に催される航空祭には、
    首都圏各地から航空ファン・撮影マニア(この表現で適切だろうか?)が
    集結します。青天に恵まれることが多いですね。


    アクロバットなら、ミライにおまかせ。
    大野くんもきっと感心するくらい、見事なジャンプを見せてくれるし、
    上から降ってきて、人間に悲鳴を上げさせてもくれる…
    なんだか、別の生き物。ムササビみたい。






ターゲット オン!

                     ミライ・インパルス。略して、「ミライン」



    いつになったら、スッキリした空が見えるのかな。
    猛暑はもちろん厭だけど、鬱々した梅雨空もイヤなんだ。

    ブルーインパルス(略して「ブルイン」)の演目に、
    スモークでハートや星を描く飛行があります。

    お空に居る、ふみ婆さんやあのコたちに見えるよう、
    私もハートを描いて届けたいです。











太陽が出ていても…



    雨が少なくっても、梅雨は梅雨なのでしょうか。
    気が晴れない現状ではあります。

    7日の夕方に、降ってわいたような捨て猫の鳴き声。

    結論から言うと;
    約2日後に、町内の「猫の達人」さんの出動により、
    鳴きながら彷徨っていた仔猫は無事に保護され、
    今は安全な屋内で“里親さん”を待っています。

    
    ミライを保護した時と同じような鳴き声を耳にした時、
    「飼えなくても、ひとまず保護を」と考えました。
    マンション住民に快く思われていないため、
    これ以上猫を増やす事は、たぶんできません。
    でも、一時的に「保護部屋」を提供することは、
    可能なのではないか?
    ―― これは、少し前から考え始めた事です。

    幼い捨て猫は、時間が経てば経つほど、
    保護しづらくなるものと思われます。

    現に、今回の捨て猫は、びっくりする程スピーディーに
    近隣を移動していました。
    目撃した人も「とてもすばしっこくて、捕まえるのが難しそう」
    と言っていましたから。

    時間の経過に従い、
    人間が捕まえにくくなる、仔猫は警戒心を強めるばかり。
    そうこうするうち、仔猫は衰弱してゆくか、事故に遭う…
    ――といった、想像ではない、厳しい現実が待っています。

    それらの危険な可能性を考えれば考えるほど、
    胸が締め付けられて、しばらくの間落ち着きませんでした。

    そんな私の悶々とした空気を感じ取ったのが、ミライ。
    仔猫の甲高い鳴き声は、部屋の中に居ても聴こえたので、
    当然、ミライも外の“異変”に気づいています。
    癇癪持ちの彼女が、更に機嫌を悪くしているのが、
    伝わってきました。

    結局、はじめに書いたように、
    仔猫は「猫の達人」たちの保護下に入ったけれど
    (私は声のみで、“対面”に至っていません。
     顔を合わせていたら、情が移ってしまったかも…)、
    その前の段階で、私が捕獲して部屋に入れていたら、
    ミライがすごくイヤがったでしょうね。

    もともと、この部屋に君臨する女王様なのだから、
    そこらへん容易く想像できる筈。
    仔猫の「SOS」に平穏でいられなくなった私は、
    ミライさまのお気持ちを忘れておりました。




遊び疲れた…




    「一時保護」にしても、ミライの性格を考えると、
    この部屋に新入りを迎えるのは難しいかもしれない。
    はからずも、それを知ることになった出来事でした。


    そうそう。
    仔猫は、7日の夕方、車で運ばれて、
    公園の端の所でささっと棄てられたんだと思う。
    非常に素早い動きで去って行った人間(たち)。

    
    動物の遺棄は、犯罪ですよ。

    「動物の愛護及び管理に関する法律」第四十四条三項





人生の空き地



世の中金よ


             「世の中、金よ」と仰る文世さま




    毎日同じ電車に乗り、同じ電車で帰って来る。
    その繰り返しができている日常は、幸せです。

    たとえ、通う職場で毎日何を感じようと。




半にらみのふみ


             グジグジ文句言ってないで。怒るより動きなさいよ、まず



    初めて「完全失業」を体験した2004年。
    部屋には、15歳のふみが居ました。
    迷走し、慌てて飛びついた仕事で失意を味わう。
    失業と失意。どちらが酷か。この二つはセットなのか。

    醜く足掻く私に、涼しい顔で「私のそばに居ればいいじゃない」、
    そう云ってくれるふみが居ました。



2011年2月大野くん




    失業し、さらに窮まってしまった2011年。
    大野くんには助けてもらった筈…なのに、
    私は彼を幸せにする事ができませんでした。

    一番ツライ時期を共に過ごしてくれた大野くんが居ない。


    求人情報を掲載したフリーペーパー。
    夕刻の電車の中で、人がそれを手にしているのを見ると、
    何故か今でも焦ってしまいます。
    お経を唱えるように、ブツブツ言いながら、
    血眼になって求人広告を指でなぞっていった。
    あの日々がよみがえるのでした。
    

    近所のスーパーに行くと、入り口の所に
    フリーペーパー専用のラックが置いてあるんです。
    やっと、最近ですね、
    そこに目が行かなくなったのは。

    ぼんやり手に取りそうになっては、ハッとする。
    「あ。いいんだよ、まだ。必要じゃないから」
    と、自分に言い聞かせていたのは、ついこの間。





文句たっぷりミライ






     ふみの生まれ変わりのようなミライ。
     粘着質だけれど、まだ若いせいか、
     私を送り出すことに抵抗はないようです。
     「行ってらっしゃい。稼いでくるんだぞ…!!


     今は、失業するのが心から怖くって、
     機械よりも“無”の状態で、通勤電車に乗っています。

     ミライと黒絵と大野くんのため。
     それだけじゃない。
     やっぱり、自分自身のため。



風の匂い



    『グーグーだって猫である』の最終巻を、
    大晦日に書店で手に取った事は、先日書いた。

    その後、最終巻との間を埋めるため、
    4巻と5巻を買い求めて読んだ。
    あくまで、最終巻にはまだ手を出さず。

    どちらかというと、楽な気持ちで読み始めた、
    4巻と5巻だった。
    読んで…5巻のほうだ、
    最終巻のひとつ手前で、私はくずおれた。

    ある回を読み、泣いてしまった。
    泣く事など想定せず、コインランドリーなんぞで
    (ミライ登場前から、洗濯機が壊れたまま)、
    気楽に読んでいたら…だ。


    家族である動物と、闘病生活を送った人なら、
    たぶん私と同じ状況になったと思う。
    “感動”という表現からは、遠い。
    つらくて、しんどいエピソードだった。


    たった4頁(1回4頁の連載マンガ)で、
    こんなにも胸がえぐられるものなのか。

    自分の場合、読んだ直後に落涙して、
    その後も思い出しては、涙ぐんだ。

    今週は、仕事中に考え込んで(集中力が無いんです)、
    静かに目元をぬぐっていた。



    正直なところ、「読んでよかった」と言えない。
    読まないほうがよかったかもしれない、
    そんな風に思うほど…つらかった。

    大島弓子自身は、もちろん、
    もっともっとつらかった筈なんだ…




風を感じるふみちぃ

完全制圧せよ!



仲良さそうに見える



    ミライと黒絵
    とっても、仲が好さそうです。
    黒絵の首に回された、ミライの前脚。
    愛情表現のしぐさのわりには、力が入ってる?




攻撃開始




    この展開。黒絵には、意外でもなんでもないようです。
    私も、毎日のように見ています。
    ここから、ミライはバトルに入っていきます。
    じゃれ合って楽しむなんて、ミライの頭にはないみたい。

    総毛立って、背中を隆起させるミライ。
    尻尾もキツネのようにふさふさ太くなっています。
    一方、黒絵は、ほんの少し耳を後ろに倒すぐらい。

    一年前は、「本気」のミライに戸惑う表情でしたが、
    やや“家猫”らしくなってきたからか、
    最近では、ミライを相手にする態勢に変化してきました。

    それでも、ミライに比べたら、
    黒絵の「本気」は1割もない。
    未だに、黒絵の尻尾がふくらんだところは見たことないし。

    つまり、黒絵はしようがなくって、
    ミライの相手になり、「ケンカごっこ」につき合っている。
    その事実に、全く気づくことのないミライ。

    ものすごく手加減してくれている黒絵を相手に、
    「もう少しだ!」「もうすぐで倒せるぞっ!」と、
    毎回猛烈に勘違いしているミライです。





家族17日目のミライ



    そういえば、大野くんはもっとやられてた。
    一方的に、ミライに攻撃されっぱなしでしたね。
    やさしいチビ兄ちゃん。

    可愛い妹を相手に、おふざけでも
    プロレスごっこはできなかったみたい。

    いつだって「負ける気がしない」ミライ。
    今日も完全制圧に向かって、
    黒絵を挑発しています。

    頼むから、眠ってる私の布団の上で、
    完全制圧を目指すのはやめてほしい…









大島弓子とグーグー



2005年6月17日



    大島弓子の『グーグーだって猫である』は、
    コミックの文庫版を3巻まで買って、
    その後発行されたものには手をのばさないままだった。
    
    単行本として出るまでにけっこう時間がかかり、
    各巻の「あとがきマンガ」でも、
    作者がそういう状況を詫びているくらいなので、
    「いつか出るだろう」「いつか読めるだろう」と、
    こちらも、のんびり構える態勢になっていた。

    ファン歴が長くなると、みんな気が長くなるもんだ。





50時間失踪から1か月



    ただ、シニア猫になっている筈のグーグー(1995年生まれ)。
    彼のシニアライフは気にかかり、
    心の隅でたまに、「どうしてるだろう?」と考え込む。

    2年前、320グラムのミライを迎えてから、
    「毎日がてんてこまい」になってしまって、
    大島家の猫たちの事は、しばし遠いものになっていた。


    大野くんが居ない2度目の大晦日。
    でも、大野くんが無事に暮らしている事が、
    ほぼ確認できた状態だったので、
    1度目よりは悲痛さのない、昨年の大晦日。

    大掃除もせず、ふらふら外出して本屋に入ると、
    探していた本より先に、
    『グーグーだって猫である』の文庫版新刊の背表紙が、
    ぐぐっと目に飛び込んできた。
    そう。ホントに、飛び込んできた感じなのよ。

    指先が、本に触れる前に、予感があった。
    手に取って、本の裏側の解説を斜め読みしたら、
    その巻が「グーグー」シリーズの完結編だという。

    中を開かなくても、解った。
    グーグーは…

    文庫版の後ろの頁だけ読んでみた。
    簡潔な線のマンガと、短い台詞で、
    グーグーの病死が描かれていた。
    あえて、感情を排除した「報告」になっている。

    グーグーは、東日本大震災の翌月に、
    腎臓の病気で亡くなっていた。
    15歳半ではなかっただろうか…







生後3か月

                      生後3か月のミライ。ちょっと凛々しい




    「グーグー」マンガはこれで終わり、となっている。
    私は、グーグーの訃報(3年半遅れ)に触れた後、
    本を棚に戻しながら(買わないのかよっ)、
    ぼんやり考えていた。

    彼女はもう、マンガを描かないつもりかもしれない。

    サバの死後、たぶん
    大島弓子はストーリー漫画を発表していない。

    彼女の砂漠をオアシスに変えた、グーグーとの生活を
    マンガで描いて世に出していた。もっぱら。

    そのグーグーを喪った、彼女の心を想像してみる。

    
    グーグーに次いで、続々と彼女は猫を引き取り始め
    (ペットショップで買ったのは、グーグーだけだと思う)、
    引っ越し先の一戸建ては、9匹の大所帯になっていた。
    
    残された猫たちが居るのだから、
    さすがに、心は砂漠にも荒れ野にもなっていないだろう。
    
    それでも、喪失感の深さを埋めることは難しい。
    「連載終了」は、主役の退場が理由では、もちろんない。


    作者の心から、「描く気持ち」が空へたなびいていく。
    彼女が、猫と暮らした30年近い月日のぶんだけ、
    長く、ほっそりした煙が見えるようだ。



    

陽のあたる場所





ベランダでみっちり



    陽射しが降り注ぐ時間の増えた最近。
    黒絵とミライが、ベランダ側で寛ぐ機会も増えました。

    ペットショップや通販で買える、ネコ用サークル。
    ツメをとげるし、中に入って丸まれるし。
    人気のサークルの端がギザギザに荒れているのは、
    すべてミライが齧ったからですよ。

    黒絵、みっちり嵌まり込みすぎて、猫だと判らないぞ!
    左側のフリースの上に、大野くんが寝そべっていれば、
    完璧な構図なのにねぇ…


    このように、のどかな陽光が射し込む部屋で、
    私はベランダ側からできるだけ、
    離れていなければなりません。
    何故かというと、「日光過敏症」だから…。


    昔も今も、皮膚が弱いところは変わらないけれど、
    陽射しを受けて湿疹が出る事はなかったのです。

    4年前。ちょうどこのくらいの時間に、
    みるみる腕に湿疹が拡がっていき、
    慌てて、かかりつけの皮膚科に駆け込みました。
    「診たところ、湿疹は右側に集中していますね」
    私がパソコンに向かう際、ベランダ側を右にする姿勢なので、
    ガラス越しに射し込む日光は、身体の右側が受ける事になります。
    それで、Tシャツから出た右腕の部分に、湿疹発生。

    その時期、ブログでも書いたように、
    仕事に就くどころか、外に出る気力もなかったので、
    「え。“ひきこもり”なのに、『日光過敏症』って…」
    と、思わず笑ってしまいました。





可憐なミライ





    そんな訳で、お天気に恵まれたGW中も、
    湿疹が怖くて(実際、最近ちょこちょこ出る)、
    ネコたちと“ひきこもり”の毎日であります。

    ネコも自分も夜行性だからね、基本的に。
    ただ、日が落ちてから私は外に出られても、
    同じようにできないのが、ミライと黒絵。
    ずっと、ひきこもりなのよね。ずっと。

    そう考えるたびに、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
    すまない。
    すまないねえ…

    せめて、室内の陽のあたる場所で、寛いでください。

乙女心~恋するミライ




凶悪…



    今日も3時半に起こされました 

    黒絵もけっこう鳴いて訴えるほうですが、
    ミライのダミ声での絶叫は、効果絶大です。
    鳴いて叫んで、何を要求しているかというと、
    ご飯か遊びか、トイレのお片づけ。

    あと3時間待ってもらえると有り難い。
    でも、3時間って待つには長すぎるんだね、きっと。
    つまり、睡眠時間が3時間不足するのも、
    だいぶんキツイんだよ、ミライ、黒絵 

    見てやってください。
    この悪っそ~な顔のお嬢さまを。




お兄ちゃん不在6日



   正しくは「悪そう」なのではなく、
   ズバリ「悪い」のですよ、ミライは 

   顔立ちで、随分得してるよなぁ、おまえ…


   元番長の黒絵と毎日果敢にバトルを繰り返し、
   「もうすぐ完全制圧できる筈だっ!!」と
   信じているらしい、ミライ。

   柔和で“お猫好し”な大野くんと、
   性別が入れ替わったほうが正しいんじゃないか?
   
   そのぐらい「男勝り」という言葉が似合うミライの、
   意外な一面を年明けに知りました。




13年大晦日





    毎年、部屋に飾るカレンダーは、
    ポケモンとリラックマが定番になっていました。

    ポケモンは12月にマクドナルドで発売される物です。
    ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
    昨年師走はついに、マクドナルドは扱うカレンダーを、
    ポケモンから『妖怪ウォッチ』にchangeしたのでした。

    あの偉大なるポケモンまで、とうとう…
    ――いや、そこまで甚大なショックは受けてません。
    「じゃあ、もうマックで調達するカレンダーはいいや」
    と、あっさり諦めた2014年暮れです。

    そして、何となく気分に任せ、
    2015年のカレンダーに内田篤人(サッカー)を抜擢(?!)
    見た目より、人間性に惹かれ、3年前から注目しています。
    (“残念なイケメン”に惹かれる私は、長谷部誠も好き 

    ポケモンカレンダーを毎年飾っていた場所に、
    内田選手のカレンダーをピン留めしていると…
    なんと、ミライが注目しているではありませんか。

    人間の手の動きに引き付けられているのではなく、
    内田篤人の写真そのものに興味を示しているのです。

    その後も、時々ミライは内田選手のカレンダーを、
    ねっとりした眼差しで見つめていますよ。

    怪獣みたいに獰猛なミライも、
    やっぱり女のコなんだなぁ…



 

仔猫の時代

12日目のミライ

                       部屋に来て、12日目のミライ



    ミライが満2歳の誕生日(推定)を迎えました。

    長かったなぁ…2年間って。
    やっぱり「あっという間」とは言えない。
    さすがに、いろいろあったこの2年に関しては。

    真っ赤に潰れたようになっていた左眼も、
    この写真の頃にはすっかり良くなっています。
    缶詰ごはんもワシワシ食べて、
    部屋のあちらこちらを興味津々で動き回っていました。







左眼の充血が治りつつある




    あ。でも、この写真で見てみると、
    まだ左眼の具合は完全に良くはないですね。
    ミライ自身は元気でも、治療は続いていました。
    1日3回の点眼と、朝晩の抗生物質。

    この頃、必死に仕事してたなあ。
    睡眠が2~3時間の毎日だったから、
    コンディションの悪さを周りに気づかれまいと、
    むしろ業務の質を落とさないよう、
    気を張って、机にかじりついてたよ。

    昨日、あまりの暑さに朦朧として
    (所詮4月なので、冷房を入れてもらえない)、
    「もう無理だ~」と午後は仕事が捗らなかった。
    開き直ってだらけてた昨日の自分と、
    一昨年の自分を比べて反省しています。





17日目のミライ




    最初のうちは、専用ケージを用意して、
    点眼後のミライをそこに隔離していました。
    そうしないと、大野くんがミライのグルーミングを始め、
    薬液をさした左眼までなめてしまうからです。
    
    そして、私が仕事に出ている間も、ケージ入り。
    これは日中11時間は閉じ込められている事になり、
    酷に思えたけれど、危険回避のため実行していました。
    ミライが部屋のどこかに入り込んでしまう危険。
    黒絵という“野性”の存在に潜む危険。

    そんな風に警戒心を働かせていても、
    人と動物の間で思い通りに事を運ぶのは、無理がある。
    
    専用ケージにミライが入っていたのは、
    せいぜい3週間でしょうか。
    暴れん坊ミライの絶叫に根負けして、
    「もう好きにやってくれよ」と開放したのでした。

    



キャラが既にできている…





     なんだか、この写真を見ていると、
     ミライの性格がよく出てるなぁと思いますね。
     自由奔放でちゃっかりしているというか…

     320グラム(生後4週間)だったお嬢さん。
     今はだいぶふっくらしているけれど、
     美貌の猫(親バカ)に成長しています。

     これから先の時間を、
     一緒に乗り越えていかないといかんね。
     頼むよ、ミライ。



黒絵の未来

ミライ登場2日前の大野くんと黒絵


                     ミライ登場の28時間前、大野くんと黒絵




    ミライの誕生日が過ぎれば、
    黒絵がこの部屋で「完全室内生活」を送り出して
    丸1年という事になります。

    長かった。
    決して「あっという間だった」とは言えないですね。


    2年半、24時間いつでも自由に外と屋内を行き来していた。
    その自由が昨年、唐突に遮断されてしまったのだから
    (黒絵の警戒心を考慮すると、
     段階的な「室内飼い移行」は困難だと判断しました)、
    そりゃあ嘆くよ。若さも元気も十分備えた、現役だもん。




2012年3月24日

                黒絵ちゃん、カッカしないで。血圧測ろうか?



    黒絵の戸惑いと、「外へ出たい」欲求は、
    鳴き声となって深夜の闇に響いていました。
    嘆きの声、唸り声。
    すまないなぁ…でも、少し眠らせてくれないか。

    「動物は話せば解ってくれるものよ。
     身勝手な人間(ある特定の人々を指している)より、
     よ~っぽど心が通じるんだから。
     信じて、踏ん張ってみて」

    ―― このブログのねこ友さんや、
    大野くん探しを通じて知り合った「猫の達人」さん方に
    励まされながら、睡眠不足の初夏と梅雨を、
    どうにかしのいでゆきました。


    恐れていたのは、黒絵のストレスが暴力となって、
    ミライに向けられる事でしたが、
    その点は大丈夫でした。

    “杞憂”だったとまでは言えません。
    黒絵は我慢してくれたのだと思います。

    この部屋の寝床と餌場は、喪いたくない。
    彼なりに、考えて、衝動や欲求と闘った結果、
    「しぶしぶ家猫になる」事に落ち着いたのでしょう。





失踪10日前の二匹

              “お猫好し”の大野くんでも、お気に入りの場所は譲らない…



    黒絵の完全室内飼いが成功したのは、
    それまで2年半の「半分家猫、半分野良」生活が、
    下地として在った事が大きいでしょう。
    そして、人間と暮らす事も悪くはないと、
    大野くんを通して黒絵が感じていたのではないでしょうか。

    いつだって、なんだって、つくづく大野くんに感謝!


    黒絵は、確実に憶えている。大野くんのことを。
    大野くんの還りを待つ気持ちは、私と一緒です。






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