文世さんに逢いたい

婆猫ふみちゃんが逝って、もう15年。
今は自分が人生休止中。ミライは10歳シニア猫です。

派遣歴長し。
限界を感じました。

2007年06月

ふみの防御

猫 昨日の朝,開けておいたガラス戸を通り抜け,
ふみはベランダに出た。
決して,陽射しが降り注ぐような爽快な天気ではなく,
寧ろ,風が冷たくて,パトロールにも不向きな日。
ふみは,一ヵ所に落ち着いて(香箱を組むポーズで),
風が吹くベランダでプルプル震えてた。
もう,6日連続で通院してるから,
これは,ふみの精一杯の“抵抗”なんだろう。
そう考えたら,本当にふみが不憫に思えてきた。

とにかく,昨日はふみの静脈点滴を取りやめた。
それになんとびっくり ふみは食事を摂り始めたんである。
ヨロヨロと,すっかり弱った身体をキッチンまで移動させ,
ひどく生真面目にエサを咀嚼する。ゆっくり,何度も。

病院 病院の女医さんに電話をかけ,
「ふみは精神的にしんどいらしいので,しばらく点滴をやめたい。
 おかげさまで,やっとご飯も食べるようになってきた。
 ただ,静脈点滴用のカテーテルを片腕に挿したままだが,
 それは,身体に対して安全なものだろうか?」
と相談した。
女医さんの返答は明るく,
「ご飯食べられるようになってよかったですね。
 カテーテルはバンテージで覆っているので,
 しばらく挿したままの状態でも,問題はありません。
 次の診療では皮下点滴に戻しますから,
 その時にカテーテルも抜きましょう」と,
私を大いに勇気付けてくれた。

ミカン箱ひとつで始める仕事

メモ 勉強会のお手伝い2日目。
美人先輩は日曜に予定が入っている為,
最初から「土曜日のみ」の登場であった。
1日目の昨日に比べれば,お手伝いする部分は
少なくなっている筈だが,それでも1名は必要だろう。
美人先輩が姿を消した状態の2日目は,非常に心細い。
しかし,私の“女性運”は強いんである。
私の行く処に,必ず美人は居る。

参加者の顔ぶれを,当日朝まで確認せずにいた。
でも,内心「もしかしたら来るかも…」と予想していたら,
その通りハート矢意中の美人が参加者の中に入っていた!
彼女は,3月に私が初めて参加した“勉強会”なるもので,
知り合った美人だ。好ましい人間性と美しさで,輝いていた。
キラキラ ひと目ぼれは実を結び,
その後,彼女と仲間の皆さんが主催するグループワークに,
私はGWの1日,参加することになった。
勉強会中も懇親会の間も,ふたりで言葉を交わす事は少なく,
正直,消化不良の固茹で卵が,胃に残るような終り方だった。

携帯 そしたら,思いがけなく,
彼女のほうから連絡が来たのよね。
7月半ばに企画している勉強会の“お誘い”で。
嬉しかったなぁ~こんな私に声をかけてくれるなんて…

7月半ばを待たずして,6月中に逢えた私たちは,
2日目のグループワーク後,珈琲館で思いきり語った。
いや,きっと語ったのは,一方的に私だけ。
大好きな美人と,ちょっと強面のオッサン(案外同い年?),
2対1の構図で,私は好きなように喋らせてもらった。
さすが,カウンセリング等の研究に焦点を合わせている人は,
他人に対する許容の度合いが高く,寛容なのだな。
終わってみたら,私の「末はホームレス」の人生観も,
なんだかマイナス要素ばかりではないと,思え始めたのだから。

インタラクティヴ・フォーカシング

ブタ 毎日ぐうたら過ごしているのに,
この週末はある“勉強会”のお手伝いをする予定を
すっかり忘れていた ロケット 遡れば2か月も前のことで,
まだ前職場から放出されてまもない頃だったから,
一緒に勤務していた人々とも気軽に会っていたのだった。
T先生+美人先輩+私の呑み会が実現したとき,
T先生が示した6月の勉強会に,美人先輩が食い付いた。
講師を務める教授が,“カウンセリング”の世界では著名で,
彼女は一度はご教授願いたいと思っていたらしい。
「私,お手伝いの立場でもいいから,これに参加したいです」
と言う彼女に,更に食い付く形で,「じゃ,私もっ!」と
参加を表明したのが,桜も散り始めた4月初旬。

あの頃は,こんなに長く無職の状態でいるとは思わんかった。
自分の気持ちがまだ“前向き”を維持していたから,
意欲さえあれば,とにかく次の職にはありつけるだろうと,
非常に単細胞な考え方でいたんだね。
世の中の雇用状況は,中高年には厳しいのに。

ふみの体調不良に気づいた時点,日曜に,
T先生に「不参加」を伝える事もできた訳だが,
正直いって,ふみの体調不良がこんなに深刻で,
1週間も続くとは予想していなかった。
自分の想像通りになる事って,ここんとこ無いなぁ,まるで。

悶々としているうちに,T先生から「週末ヨロシク」のメール。
受講生ではなく,“お手伝い”の立場だから,
直前になって「行けません」とも言えない。
腹を括って,土・日2日とも出ることに決めた。
ふみの通院は,『文世信者・Aさん』に託すことにして。

ダンス メールのやりとりでつないではいたものの,
美人先輩とも,結局2か月ぶりの再会なのだった。
ランチを共にし,勉強会の後もふたりで食事 料理
元職場は,すっかり遠い世界になってしまったけれど,
そこで苦労している人々の姿は想像がつく,
居場所が倉庫だろうが,あそこの皆の役に立つ事を,
やっていたかったなぁ… メモ

食欲がないなんて…

病院 治療を始めてから5日目。
しかも途中で静脈点滴に切り替えているというのに,
相変わらずふみは,水もエサも口にしようとしない ごはん
ご飯を食べないという事は,その中に混ぜ込んである
腎不全用の薬も,体内に摂取できない事になる。

交互に診てくれている女医さん2人に相談すると,
水分補給は,点滴がその代役になっているという。
また,点滴によって腎不全用の治療も行っている事になり,
課題は,「吐き気を抑え,食欲を取り戻す」事に集約される。
静脈点滴を受けている半日のうちに,
ドクター達は,ふみへの強制食餌を実行してくれている。
え…この強情なふみに,そんな事が可能 はてな
そりゃあ,さすがにプロだもんね。
ふみが弱々しく効果のない“威嚇”をやって,
「シャー!」と口を開けるタイミングでエサを放り込むらしい。
笑い さすがだっ びっくり

猫カゴから出たふみを肩口に乗せて,
「ふみちゃん,可愛いねぇ」と女医さんは語りかける。
「スタッフの間でも可愛いって評判なんですよ」 猫
そりゃあ当然だよな,と内心ニヤニヤする飼い主であった。

ふみを迎えに行く途中,携帯が鳴り 携帯
水曜に面接した企業から不採用になった事を知らされる。

カテーテルとバンテージ

病院 ふみの治療は,皮下点滴から静脈点滴に移行した。
皮下と違って,静脈点滴は時間がかかるらしい。
少なく見積もっても7~8時間 困った
これじゃあ,“半日入院”のようなもので,
結局ふみの心は,多かれ少なかれ潰れてしまうよな… 悲しい

しかし,その“半日入院”の時間を利用して,
私は,親友宅へすっ飛んで行くことができた 電車
逢うたびに成長と変化を見せてくれる“姪っこ”も愛しいけれど,
1日の殆どの時間を育児に捧げている親友,
彼女の様子を見て,ガス抜きの機会を設ける事が最大の目的か?
―― なんて,偉そうなことを言いながら,
現実には,彼女の家で食べたいだけ食べ,呑みたいだけ呑み,
可愛い姪っ子と遊んで,私が一番楽しんでいるのであった 汗

夜7時,ふみを迎えに行った。
その時点でまだ点滴は続いていて,しばらく待った。
再会したふみは,左前脚にバンテージを巻いていた。
点滴用のカテーテルを血管に挿し込んであるという。
それを保護するために,上から覆っているのがバンテージ。
ふみには孤独で不安な半日だったろうな 猫

でも,バンテージを巻いたふみは可愛い ドキドキ小

早く稼がなきゃ…!

病院 通院3日目。
診療開始の9時に病院へ行き,皮下点滴をふみに施してもらい,
10時過ぎに部屋へ戻る。

午後,派遣会社に紹介された企業へ面接に行く。
もちろん,派遣元の営業マンが随行する訳だが,
自己アピールは,もっぱら私が脆弱な踏み板の上で行い,
営業マンからのフォローは一切ナシ。
そういうもんなのか?昨今は。 
う~ん。この面接は“吉”と出ないだろう。
そう思いながら,“夏・快晴”の空を歩いて帰った 太陽

家 妹が,ふみの様子を心配して訪ねてきてくれた。
計算してるんだか,してないんだか,
ふみはその,“幸薄い風情”で,人の心を奪ってきている。
今回の体調不良は,ふみ自身が一番ツライに違いない。
土・日・月・火・水,ふみは一切食事に手をつけないでいる。
明日から『静脈点滴』に切り替えなければ,
もう現状の改善は望めないだろう。

通院開始

病院 診療が始まる9時に,いつもの動物病院を訪ねた。
ふみの嫌う院長先生だったらイヤだなぁと思っていたら,
担当は,初めて見るドクター(女性)だった 笑い

血液検査の結果,数値の表すもので格別異常は診られない。
てっきり,腎不全の進行か,胃の不調だと予測していたから,
出てきた結果に戸惑う。
じゃあ,この食欲不振の原因は何なんだろう?

当然のように入院を奨められたけれど,
そこは丁寧にお断りした。
「2年前の入院で,精神的ダメージが大きかったから」と。
しばらく,皮下点滴のための通院が続くことになる。

猫 部屋に戻ってから,ふみは何度も吐いた。
土曜から何も口にしていないのだから,
吐くもの自体ない。
こみ上げる胃液を出すだけでも,相当消耗するだろう。
ふみは全身を波打たせて,これまでになく苦しそうだ…

見失ってはいけない

ドクロ 自分の心がすっかり荒廃し,
心身ともに醜悪でいると,周りの事が見えなくなる。

ようやく気づいた,
ふみが昨日から,エサも水も何も口にしていない事に 猫
私に勝るとも劣らない“食い意地”を,毎日発揮し続け,
猫缶の好き嫌いや気まぐれで私を立腹させたりする事はあっても
「食べる気」そのものをアピールしない事態は,極めて稀だ。
人間の18歳と違い,猫の18歳(しかも不妊手術済)が
“恋煩い”で食欲不振に陥る事は,いっそう稀だと思う。

自分の事に夢中で,ふみには最低限のケアしかしてなかった。
トイレ掃除,新鮮な水とエサを供給。
ふみの様子の変化には殆ど気づかず…(情緒不安定な猫だし)

今日は日曜日であっても,行きつけの動物病院は年中無休。
病院 異変に気づいた時点で,診察に行く事は可能だった。
でも,たぶん検査の後に「入院が必要です」と言われる…!
そのドクター進言に,私が抵抗できる自信がない。
ふみには,2年前の入院後
「絶対もう,お前を入院させる事はしないから」と約束してる。

長い,夜の闇 流れ星

心身ともに醜悪

力こぶ 月曜にP社の求人に応募→火曜に不採用メールメール
落ち込み 火曜にT社の求人に応募→水曜に不採用メール ダメ
悲しい 木曜にP社の求人に応募→今日不採用のメール ドクロ

秋までサヨウナラ

雨 雨だ。これは「梅雨入り」なの?
酷暑も雨も雪も,競馬が開催されるなら関係ない。
関係ない筈なのに,心はもう土中深くに潜ってる。
ZZZ どの生き物より早い“冬眠”ですか?
いっそ『夏への扉』(R・A・ハインライン)のように,
何十年も冷凍睡眠(コールド・スリープ)に入っちゃいたい。
ふみと一緒にね 猫

馬 上半期の府中開催は,今日が最後。
次に競走馬たちが戻ってくるのは,10月だ。
G?とか重賞とかなくても,行って楽しいのが競馬場なのに。
ダメだね,今季の廃人56号はひときわ。

酒をあおった後,最近は外に出かけるのではなく,
どうもキッチンで徘徊する事が多くなっているようだ。
昨日は,ツナ&コーンの缶詰を利用して,
炊き込みご飯をつくり,完食していた ごはん
全然憶えてない。

今日は,もやし・ピーマン(赤+緑)・ベーコンを炒め,
かなりの大盛料理になったようなのに,やはり完食。
そして,その間の記憶がない 困った

危険だろう,この兆候は。
ただの「食欲大魔神」というには,惨めだもの。
プロフィール

あつぶこ


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