昨日の朝,開けておいたガラス戸を通り抜け,
ふみはベランダに出た。
決して,陽射しが降り注ぐような爽快な天気ではなく,
寧ろ,風が冷たくて,パトロールにも不向きな日。
ふみは,一ヵ所に落ち着いて(香箱を組むポーズで),
風が吹くベランダでプルプル震えてた。
もう,6日連続で通院してるから,
これは,ふみの精一杯の“抵抗”なんだろう。
そう考えたら,本当にふみが不憫に思えてきた。
とにかく,昨日はふみの静脈点滴を取りやめた。
それになんと ふみは食事を摂り始めたんである。
ヨロヨロと,すっかり弱った身体をキッチンまで移動させ,
ひどく生真面目にエサを咀嚼する。ゆっくり,何度も。
病院の女医さんに電話をかけ,
「ふみは精神的にしんどいらしいので,しばらく点滴をやめたい。
おかげさまで,やっとご飯も食べるようになってきた。
ただ,静脈点滴用のカテーテルを片腕に挿したままだが,
それは,身体に対して安全なものだろうか?」
と相談した。
女医さんの返答は明るく,
「ご飯食べられるようになってよかったですね。
カテーテルはバンテージで覆っているので,
しばらく挿したままの状態でも,問題はありません。
次の診療では皮下点滴に戻しますから,
その時にカテーテルも抜きましょう」と,
私を大いに勇気付けてくれた。
ふみはベランダに出た。
決して,陽射しが降り注ぐような爽快な天気ではなく,
寧ろ,風が冷たくて,パトロールにも不向きな日。
ふみは,一ヵ所に落ち着いて(香箱を組むポーズで),
風が吹くベランダでプルプル震えてた。
もう,6日連続で通院してるから,
これは,ふみの精一杯の“抵抗”なんだろう。
そう考えたら,本当にふみが不憫に思えてきた。
とにかく,昨日はふみの静脈点滴を取りやめた。
それになんと ふみは食事を摂り始めたんである。
ヨロヨロと,すっかり弱った身体をキッチンまで移動させ,
ひどく生真面目にエサを咀嚼する。ゆっくり,何度も。
病院の女医さんに電話をかけ,
「ふみは精神的にしんどいらしいので,しばらく点滴をやめたい。
おかげさまで,やっとご飯も食べるようになってきた。
ただ,静脈点滴用のカテーテルを片腕に挿したままだが,
それは,身体に対して安全なものだろうか?」
と相談した。
女医さんの返答は明るく,
「ご飯食べられるようになってよかったですね。
カテーテルはバンテージで覆っているので,
しばらく挿したままの状態でも,問題はありません。
次の診療では皮下点滴に戻しますから,
その時にカテーテルも抜きましょう」と,
私を大いに勇気付けてくれた。