週1でやっている派遣校正が,
早ければ7月末で終了するかもしれない。
扱っている雑誌の内容が,不況のあおりを受けているから,
人員カットはやむを得ないと思う。
年明けから企業の倒産が続き怯えていたので,
「ついに来たか」と,派遣スタッフ達も観念しているところがある。
もし,週1の仕事がなくなった場合は,
もう一方の月8回出社の編集のほうも,
継続が難しくなる。経済上の計算で。
2つの派遣を組み合わせて,どうにか生計が成り立っていた
(正確には成り立っていないのだが…)。
週1のデスクワークというのは,そう容易く見つからない。
代わりの仕事を得られなかった場合(その可能性,大),
就業スタイルそのものを見直す必要がある。
つまり,週5日×フルタイムの仕事に転職しなければならない。
これまた,見つかるまでに苦労するんだろうけど…
編集部のほうの派遣契約は,つい先日更新したばかりだ。
今度は,7~9月までの3か月間。
その後も,よほどの業績不振がない限り,
契約は途切れずにすむような見通しがある。
しかし,所詮通常の半分以下の勤務日数。
低収入を承知で続けていたのは,
ひとえにふみの存在があったからだ
老齢で腎不全,のちに癌も発症することになるふみ。
彼女を独りぼっちにする時間を極力減らせる点で,
編集部の派遣勤務はメリットが大きかった。
逆に,ふみの居ない今はメリットも半減している訳だ。
ふみが居る時は,勤務中,
留守番中のふみと,目の前の業務しか頭になかった。
今は,いろんな事を考えちゃうんだよね。
自分のレゾンデートル(存在意義)とか…
人は,「自分を支える杖」を知らず知らずのうちに,
自分自身でこしらえているものだな,と思う。
私にとっての“杖”は,明らかにふみだった。