文世さんに逢いたい

「婆猫ふみちゃんのスローライフ」を綴りたくて、 2004年から始めたブログですが、
ふみは2009年3月に19歳10か月で逝きました。

2010年03月

大野くん

親友宅で仔猫と対面し,家族と会食 
数時間後,おもむろに猫カゴに仔猫を納め,
親友一家に見送られながら辞去する。

 電車を乗り継いで自宅に着くまでの約90分,
仔猫はカゴの中でずっとおとなしかった。
鳴きもしない,駄々をこねることもなく。

 部屋でカゴから出た後,仔猫は特に戸惑う風でもない。
「今日からここがおまえの家だよ。一緒に暮らそうね」
私がそう話しかけるより前に,既に仔猫は安心していた。

 3日後,近所の動物病院に仔猫を連れてゆく。
そこは,ふみの癌が判明してから10か月通った病院である。
お世話になったドクターに,ちゃんと挨拶できるかどうか
不安だった。泣かずにいられるだろうかと。
でも,「新しい家族」を連れている事が,心に力をくれた。

受診の目的は,一応「健康チェック」のようなもの。
捨て猫としてどのぐらい野外に居たかは判らないので,
健康面にダメージがないかどうか,調べておきたかった。
そして,できれば「生後何か月」程度なのかも知りたい。

仔猫は,ヒロ&ふみ姉妹以来だから,20年ぶり。
牡猫となると,実に四半世紀ぶりなのだ。
そんな,呆けた私の“予想”は,生後3~4か月。
が!専門家の“鑑定”は,生後7か月であった。

「歯の生えそろい具合を診ると,このコは
産まれてから少なくとも半年は経ってますよ」

何処から来たの?
ずっとどうやって生きてきたの?

1.5kgと軽量で小柄ながら,身体能力が高いので,

『大野くん』(嵐のリーダー・大野智)

と呼ぶようになりました。診察券は「典世」だけど。

 ドクターの推定だと「3月生まれ」らしい。
せっかくだから,「ふみの日」とマッチさせて
今日3月23日を,大野くんの誕生日としましょうか 

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何処から来たの?

 新しい職場で働き始めて,ちょうど1週間過ぎた時,
親友から「仔猫を保護した」と電話が入った 

仔猫は,母娘がたまたま立ち寄った近所の公園に,
ふっと現れたという(少なくとも親友はそういう印象を受けた)。
仔猫を囲む子供たちが,「僕も」「私も」と
飼い手に名乗りをあげたらしいが,親の承諾は得られない。
親友は,現れた仔猫を見た瞬間からひらめくものがあった。
「この仔は,あっちゃんの元に行く“縁”があるのでは…?」

一方の私は,電話での第一声を聴いた時から
心を決めていたところがある。
この話に関して,迷うべきではないと,
「OK」の即答をするべきだと瞬時に感じてた。

新家族を迎えるには,私の状況は好ましくなかった。
職にありついたとはいえ,安定からは程遠い 
3か月近くの失業(しかも失業給付なしね,しつこいけど)で,
生計はガッタガタ。生活の主柱は「経済」ですもの 

それでも,ためらいはもちろん,不安もあまり感じなかったのは
何故なんだろう?
 連絡を貰った3日後に,親友宅へ向かった。
猫カゴ(ふみ用ではなく,姉猫ヒロ用)を携えて 

典世ちゃん

  ふみの命日から早くも2週間が経ち,
桜の花が今にも綻びそうだ。

昨秋にようやく職にありついてから,
ブログに向かう事が“日常の一部”ではなくなってしまってた。
低収入を補う目的でWワークをやっていたから
(なんだかんだで2月まで),疲労色の濃い日々だったね。
でもやっぱり,日中の新しい仕事で神経が消耗してた,
それが諸々の言い訳になるかもしれない。

  体格は屈強なのに,精神面は凄く脆弱なのよ 
 (自分で自分を“繊細だ”と云ってる訳じゃないぞ)

更新をさぼっている間に起きた出来事を報告します。
昨年10月下旬に,新しい家族を迎えました 
もちろん,結婚や出産ではない。

ふみが逝って数か月経った,あれは夏頃かなぁ。
ふと心に浮かんだ事を身内に言ったんだよね。
「ふみを喪った事からいつ立ち直れるのか,
  自分でも判らないし,けっこうこのまま一生
 ダメなのかもしれないけど,もし新しく猫を迎えたら…
 捨て猫や野良猫を“縁”あって引き受ける事になったら,
 そのコにつける名前だけは決めてるんだ」

『典世』

学生時代,バイト先でもんのすごく大好きだった女の子の名前。
美人で性格が好くて,ほんとに好きだったの。
ふみの正式名称『文世』は,この彼女の名が土台になってます。

だから,ふみの次に来るコには
“元祖”のネーミングでいこうかと,考えていた訳です。
来ないかもしれない未来に向けて,ぼんやりとね…。

10月下旬から,人間一人・猫一匹の“ふたり暮し”を再開。
そのコは既に生後1年になろうとしています。
ただ,名前は「典世ちゃん」じゃないんだわ。

文世さんに逢いたい

 火葬場に向かう時に落ちていた,
それと同じ雨が今日降っている。

一周忌だ。

ふみの闘いが終わって,
ふみはやっと解放されたのに,
悲しい朝だった。

ふみは,私を置いていった。

長く重く,時計だけが勤勉に動き続けていた。

ふみの気配がしばらく部屋に在ったけれど,
それも夏頃には消えた。
あれだけ執念深い彼女の空気がなくなったのだから,
本当に旅立ったんだな。

ずっと一緒だよ,ふみ…


fumitoitage

春待ち猫

理由は今詳しく書けないけれど,会社を休んだ。
ただでさえ少ない月収を考えれば,1日の欠勤は手痛い。
でも,休まないと自分がダメになりそうだった
(いや,とっくに「ダメになってる」んだけどな)。

昼下がり。
買い物に出ると,春だった 
冬の間はあまり姿を見ることがなくなっていた猫たちが,
外で寛げる程度に,今日は温かな空気と光がある。
民家の軒下,路地,駐車場の車の下…

人間や飼い猫に比べたら,身を守る手立てが
はるかに少ない野外の猫たち。
厳寒の時を,僅かな冬毛で精一杯生きのびたんだね。

 おまえたちは,えらいなあ… 
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