文世さんに逢いたい

「婆猫ふみちゃんのスローライフ」を綴りたくて、 2004年から始めたブログですが、
ふみは2009年3月に19歳10か月で逝きました。

2012年04月

2000年 春の終わり

hiro350

   この写真、大野くんじゃないんです。
   (大野くん、ショ~ック  )
   同じキジトラ&かぎしっぽで似てるけど、
   ふみの姉妹猫・ヒロです。

   仔猫時代にふみと一緒に遊んでる写真を
   出した事はありますが、ブログに単独でアップは
   初めてかもしれません。

   12年前の4月27日、暁を前に逝きました。
   2000年の初頭に「急性腎不全で余命3か月」の
   宣告を受け、桜の季節は迎えたものの、
   自身の誕生日5月1日のちょっと前に、
   空へ駈け上がってゆきました。

   「駆け上がる」という表現がふさわしいほど、
   ヒロは活発、いや野性的な猫でした。
   同じ日のほぼ同じ時間に、同じお腹から生まれても、
   これだけ性質や生き方が違うものなんだなぁと、
   ヒロ&ふみの姉妹を見ていて感じたものです。

   12年の時が流れて、
   変わったものは実はそんなにない。
   あの春の終わりに訪れた喪失感は、
   原形をさほど損なわないまま残っています。

   それでも、時間って残酷なだけではなく、
   優しいところもあるのかなぁ…
   腕組みして首をかしげながら、考え込む。

   3年前に逝ったふみは、ヒロと合流してない。
   たぶん、そうだと思うんだ。
   仲が良かったのは仔猫時代2~3年くらいで、
   やがてふみのほうから、ヒロを避けるようになった。

   彼らから、報告の便りは届かないし、
   案外もうヒロのほうは、
   生まれ変わってるのかもしれないよね 



   

背中で語る

earlysummer

  動物の後ろ姿って、なんともイイですよね 

  マヌケそうに見える時もあれば、
  哲学を感じさせる風情だったり、
  時に哀愁が漂っているような気もして、
  いつも少しだけ、声をかけるのをためらいます。

  呼ぶ声に振り返った時は、
  いつもの“家族”の顔なんだけどね。

  なに考えてんだろうなぁ。
  なに想って、なに視てんだろうなぁ。

  実は、こっちが覚悟するより遥かに早く、
  彼らは“彼岸”を見つめてるのかもしれない…

追記:後頭部フェチの猫好きに、
    この表紙はたまらんのです 
   

永遠の問いかけ

anything_else

   私より大切なモノって、何か在るの?


   『私と仕事、どっちが大事なの?』
   『私と○○(趣味とかアイドル)、愛してるのどっち?』

 ―― どの台詞も言ったことがないまま、人生暮れてゆく…
   が!言われたことなら、あります 
   あ、動物と暮らす人々なら、みんな経験者ですよね。

   ふみの場合だと、厳密には;
   『私以外に、大切なモノって何?』 でした 
   
   大野くんも、だいぶ私を困らせてくれてはいます。
   彼の“満たされなさ”は、よく解るんだけどね…
   

愛が足りない…




ohno120129


     昨年の海外ニュースだった。
     アダルトサイトを違法にダウンロードしていた男性が、
     逮捕された際に「あれは飼い猫が勝手にやった」と
     必死に主張していたのよ。

     世間の多くは失笑するでしょうが、
     猫と暮らす人々は案外「あ~可能性ゼロとは言えない」
     と思うのでは…? 

     大野くん、私のブログをチェックして愕然。
     きっと、「僕に関する記事も写真も少ない!!」と
     ショックを受けていることでしょう… 


“初夏”への扉

花見酒


   以前、他のコミュニティサイトや当ブログでも触れた、
   『夏への扉』(ロバート・A・ハインライン)というSF作品。

   SFファンでなくても、猫好きでなくても、
   “タイムスリップ”と“冷凍睡眠”のテーマで、
   けっこう楽しめるのではないかと思います。

   ふみが「あけて」とせがむ度に、
   この小説の一節が頭に浮かんだものだ。
   『ぼくはあまりに多くの時間を、猫のために
    ドアを開けたり閉めたりすることに消費してきた』

   扉を器用に開ける猫は少なくない。
   (あれで、閉めてくれたら完璧なんだけどな!)
   もちろん、ふみはそんな風に器用でも賢くもなかった。
   ただ、“おねだり上手”…

   今は、大野くんの為に扉の開け閉めを繰り返す。
   陽射しの明るさと気温に、誘われる時季だもの。

   『夏への扉』に登場する冷凍睡眠(コールド・スリープ)の
   技術は、未だに開発されていない。
   手塚治虫の『ブラックジャック』では、
   「動物実験ではもう成功済み」と描かれていたけどさ。
   不治の病を抱えていても、コールドスリープを利用して
   医学が更に発展した未来まで待つ。
   ―― ふみの闘病中、数えきれない程願ったさ。

   暑さにめっぽう弱い私は、積極的に夏へは進みたくない。
   “初夏の扉”なら、開けられるかもしれない。
   

   
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