6月27日の夜から50時間あまり、
  大野くんが“失踪”するという事件があり
  (いや、ホントに大事件でした、精神的に…)、
  「低め安定」でどうにか日々をしのいでいた
  私の2012上半期は、波乱で幕を閉じたのです。

  世間では、「猫はきまぐれだから―」とお経のように
  唱えられているけれども、実際にはそうでもないと、
  一緒に暮らす人間側として内心、異論アリ。

  あまりに唐突な“家出”でした。
  いつものように、帰宅後の慌ただしい時間を過ごし、
  はぁ~っと脱力しているうちに、気がついたら
  大野くんの姿が無い… 

  前身が捨て猫だからか、「外に出たい」気持ちが少なくて、
  ベランダから外出しても、必ず30分内で戻ってきてた。
  それなのに、結局まるまる2日間、外界に居た訳です。

  忽然と消えた…私には“蒸発”にしか思えず、
  彼は何処かに繋がる扉をあけて、往ってしまったのか?
  とめどもなく悲観的になり、職場で密かに泣いた…。
  (深夜および早朝に周辺の捜索をした結果、
   なんとなく、欠勤は良くないと判断して出社したのです)

    私以上に、おまえのことを幸せにできる存在が
    ある訳ないじゃないか…バカだなぁ。
    なんで私のそばから居なくなるんだよ…


  最もつらかったのは、翌28日の夜ですね。
  仕事から帰っても部屋に大野くんが居ない。
  そもそも、玄関ドアを開けた時点で姿が無い。
  彼の不在が、ここまで身にこたえるとは思わなかった。
  ほら…ヒロとふみに関しては、病気があったから
  やむを得ず覚悟を持っていたけどさ。
   若い大野くん。
  ほぼ室内暮らしの健康な彼が、
  自分の日常から消える事なんて、
  全く想像してなかったじゃんか…っ 


  まぁ。結果は、「家出」ですよね。
  日付が6月最終日に変わってまもなく、
  唐突に帰還しましたから。
  きっと不満が溜まってたんだろうな。
  彼に寂しい思いをさせてた、自覚はあります。

  今回の件は、私が「お灸をすえられた」って事?

20120627happen