ミライの腹筋は、「田」の字に割れています。
おぉ~っっ (ノ ̄∀ ̄)ノ 生涯自分には無縁の、
切に憧れる腹筋!!
―― 実際はね。棒っきれのようにスレンダーだった時期に
避妊手術を受け、その後ふくよかに成長していったため、
縫合痕と脂肪とで「腹筋もどき」が形成されたのです。
生後1か月で公園に棄てられていたミライは、
不遇な身の上を逆転させて、“家猫”に落ち着きました。
彼女を宝物のように守り、愛してくれた大野くんは、
通過儀礼である手術の半月前から、
私たちの部屋に戻っていません。
大野くんがミライの育児係を率先して務めてくれて、
私はとっても助けられました。
大野くんの献身がなかったら、
ちゃんと仕事に出られなくて、自滅してたと思うよ。
有り難いって痛感してた筈なのに、
日々感謝の気持ちを、大野くんに伝えていなかった…
再来月、ミライは2歳になります。
チビ兄ちゃんの居ない、2回目の誕生日。
「狂暴なシマリス」のごときミライは、
まだまだ仔猫の領域に居るのでしょう。
大人になって、少しばかり静かになってほしい。
その一方で、「いや、いつまでもワンパクであってくれ」
と望む気持ちが複雑に在ります。
ミライが仔猫のままなら、
「まだ育児が終わってなかったっけ?」と、
大野くんが帰って来てくれそうで…
今日はきっと、『肉球の日』