馬 昨年と同じレース,京成杯AH
マイネルハーティーは“秋緒戦”に選んできた。
ひと月前に,函館の1,200m戦に出てるから,
「それが何の為になったんだろう?」と思わずにはいられない。
父親がマイネルラヴだから?
そんなに短距離が適してるという“手ごたえ”って,
結果としてありますか はてな

どんな距離,どのコースを走ってみても,
結局ハーティーはきちんと成績を残してないからね。
どんな使われ方をしても,それはしようがない訳だよ。
ましてや,こちらはただの一口馬主,ファンと同じレベルだ。
何の口出しもできやしない。

昨年は8着,今年は11着。
上がり3ハロンのタイムが,メンバー最速ですらない。
中山での定位置,ウィナーズサークル前のスタンドに陣取って
ゴール後,軽く走り流して戻ってくる馬たちを見届ける。
マイネルハーティーは…今回も元気いっぱいに帰ってきた。
おまえが「全力尽くしました」って様子を見たことはないよ。
そういえば,おまえのお母さん・シビルスイートはもっと
“勤勉”や“一所懸命”から程遠かった。
自分の務めに納得を示してなくて,いつもちゃっかりしてた。
ただ,最後になったレース中に故障してて,
骨に入ったヒビがもう少し深かったら,
「安楽死処分の可能性すらあった」と関係者から昔きいたよ。
ハーティーはいつだって元気いっぱいだし,
レース前には「好調」って話しか入ってこない。
でも,だからって身体が頑丈だという保証もないよね。

無理はしないでくれ。
いつも出走前にはいろいろ期待に胸をふくらませるけれど,
直前になればやっぱり「無事に1周しておいで」と,
その祈りだけに集約されていく。
もう1年以上,「残念な戦績」が続いていますが,
ハーティーが元気に走り終わってくれるなら,
それは決定的に「残念な結果」ではないのです。

残念にも生まれてきてしまい,
残念にも生き続けている私が,
おまえを“残念”に思う筈もないじゃないか。