猫 週末になると,ふみは随分幸福そうな風情を見せる。
彼女の脳みその中で,1週間の単位がそれなりに
判別されているのかどうか疑問だな…
おそらく,人間のリラックスした空気を受けて,
「あ,今日はあたふた・イライラしないですむ日なのね?」
と,休日の安堵を感じるのではないだろうか。

働き始めて1か月半が経過。
私の精神的余裕が,今回いかほどのものかは自信がないけど
(はっきり言って,毎日毎日目を回している有り様さ… 汗),
ふみは思いのほか,耐えてくれているのだ。
私が玄関のドアを開けると,居間のほうから既に歩み寄りだしてる。
薄暗い空間に映える,エメラルドの瞳 キラキラ

ご飯とトイレの付き添いと毛繕いと,ひと通りを要求する。
でも,それもかつてのような病的なものじゃないんだよね。
ほんの少しずつサービスする事で,一応満足してくれる。
「このくらいにしといたげる」って気持ちなのかな,ふみは。
一番痒がる,アゴと両頬の部分をコームで梳いていると,
角度によって,ふみの目が光を反射してエメラルドに光る。

なんて,貴い宝石だろう。
毎晩のことなのに,胸がいっぱいになって
何も云えなくなる… 星
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