猫 あの子猫に逢えなくなってから,
  「せめてもの慰め」が天から降りてきているのか,
  野良猫の姿を以前より見かける機会が増えた気がする。

  太陽 季節が移り変わってきたのも要因かな。
  台風11号到来の時は別にして,先月下旬から
  けっこうしのぎやすい気温になってるもの。
  避暑スポットを求めて(猫は涼しい場所を熟知している)
  日中はどこかに身を潜めていた猫たちも,
  昼下がりの空き地や路上に戻りつつある。

  民家の私道部分に,親子4匹が縦長に寝そべっていた。
  あまりに地面と一体化してるように見えたから,
  死体かと思って駆け寄っちゃったよ 汗
  彼らは気持ちよく,午睡に埋没してたんだね。
  足音に眠りを破られて,「う~ん?」と
  起き上がった子猫は,まだ生後1か月弱だ。
  それでも,お母さんが一緒なら安心だよ…
  母猫が少し栄養不良に見えたので,
  携帯しているドライフードを撒いて立ち去る。

  あの子猫にはお母さんがいなかったもんなぁ。

  先週,久しぶりに新橋に行くと,
  地下通路にはホームレスが何人も寝転がっていた。
  同行の女性たちはビックリしていたようだけど,
  この光景は10年以上前から変わらないんだよ。

  自分が居住するエリアにも,路上生活者は多い。
  先日は近くの小さな公園で“新顔”を見かけた。
  自転車のカゴにも後部にも,限界まで荷を積んでいる。
  その男性は自転車を止め,ベンチに腰かけていた。
  こざっぱりとした身なりで朝刊を読む姿は,
  目の前の異様な自転車さえなければ,
  散歩中の定年退職者・年金生活者に見える。
  「現在の生活スタイル」に入って,きっと日は浅い。
  まだ,どっぷり浸かりきって崩れている訳ではない。
  今のうちだ…風が冷えきるその前に…

  家 汗っかきで,自分は誰よりも不潔だと思っている。
  体臭が気になって,真夏の2回シャワーは当たり前。
  汗をかきにくい真冬でさえ,1日でも入浴は欠かせない。
  半日たったあたりで,早くも自分の不潔さに苛立ってくる。
  そんな私には,どうしても路上生活は選べない…びっくり


          電車 『府中競馬正門前』 駅で撮影↓

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