文世さんに逢いたい

婆猫ふみちゃんが逝って、もう15年。
今は自分が人生休止中。ミライは10歳シニア猫です。

派遣歴長し。
限界を感じました。

仕事

繰り返す挫折

mirai_20230501_204017



     どうにも身動きがとれないのは、
     気持ちがいっこうに晴れないのは、
     何故なのか。

     「そんな日もあるさ」
     と押しやる事もできず、
     あえて考え込む。

     「振り返る」クセだね。
     好い記憶より悪い記憶のほうを、
     何度も温め直して目の前に置く。
     廃棄できないなら、
     永久に冷凍しちゃえばいいのに、
     それは決してできないんだな。

     終わった事に執着する、
     「建設的じゃない」、この性。
     年齢を重ねても、変わらない。


     逃げ出した職場の近況や噂を、
     耳にする度、闇堕ちする。
     
     やっぱり、自分が辞めた事は、
     会社にとって良かったのだな。
     その証拠に、職場は明るく、
     フレンドリーに前進している。

     「場違い」だと、ずっと苦痛だった。
     自分は、あそこに居るべきではなかった。
     最初から、居ないほうがよかった。

     じゃあ、そこから脱出したんだもの、
     もっと解放された歓びに浸って、
     毎日を過ごしてもいいんじゃないか?

     ——そうならない。
     こんな自分の面倒を、自分でみられない。
     忘れる、
     距離を置く、
     簡単な事の筈なんだけどねえ……




ナイススティック_20230625_165757

ゴメンネ


   やっぱり、貧乏人は、
   生きていっちゃいけないんだって。

   旧い地主であるオーナー様と、
   そのご意向に従う管理会社 の、
   お考えがよく判りました。
   特に珍奇な意向じゃないよね。
   トラブルが発生してみて、
   ようやく直面した事態であって。

   引越しかあ……

   今の派遣先も危ないんだよね。
   派遣スタッフはドンドン減らしてる。
   
   今の上司があまりにあんまりなんで、
   役員にご相談をしたところ(半年前)、
   それが社員に流されたらしく、
   その上司の超絶味方である人から
   (春先までは仲良くしていただいたのに)
   もう口もきいてもらえなくなった。

   自業自得なんだけどね。
   派遣先での居場所もなくなり、
   途方に暮れている。

   ゴメンネ ミライ

キミといつまでも




    ミライ 大好きだよ

    心から大切に想ってる

    ずっと一緒だからね

    ずっとそばに居てね

    約束だよ
 

ミライと何処までも(いつまでも)その1

DSC_0403



    気がつくと;
    求人サイトと共に賃貸サイトを眺めてる。

    求人情報は、現・派遣先に落ち着いてからも、
    仕事の限界、能力の限界を感じる度、
    縋るようにチェックしているので恒例だが、
    賃貸物件を検索するなんて、5年ぶりだ。
    この部屋を「終の棲家」と考えてたからね。

    ミライを見送るまで、ここを動かない
    (その使命を果たした後はどうでもいい)
    ――先月初めに発生した漏水トラブルで、
    その決意が、だいぶ揺らいでしまう。

    今回は、上階の人とのタッグで
    (上階には被害が判る状態じゃないけど)、
    どうにか管理会社に動いてもらい、
    オーナーが渋々メンテに応じてくれた
    (まあ、まだ天井は塞がってないけどね)。

    築35年超のこの建物で(一応マンション)、
    今後、給水管・排水管のトラブルは、
    多発するだろうと確信する。
    空室が発生した時点で、そこのメンテナンス、
    根本的な修繕を実施していない。
    トラブルが発生した時に入居者が在る状態では、
    応急処置を選択せざるを得ない(今回のように)。

    行き当たりばったりの人生を送った結果、
    こんな風になっている自分に、
    意見する資格があるのかどうか判らんけど、
    この契約社会で、サービスを提供する側が、
    「行き当たりばったり」じゃイカンと、
    しみじみ思うのですよ。

    百歩譲って、プロセスがそうであっても、
    不具合が発生したなら、迅速に、
    誠実に、真摯に、対応してください。
    サービスって、そうじゃないですか?
    結果にどう応えるかで、違うんです。

    貸してあげてる。
    厭なら出て行っていいですよ。
    そんな声が聴こえて来る対応でした。
    貸してもらってるよね、確かに。
    借りている側がやっぱり弱いの?

8歳のミライ

130602_14_2014jun


    昨日は、ミライの8歳の誕生日だった
    (獣医さんと相談して推定)。
    夜になって、やっと思い出した。
    ごめん。ミライ。
    部屋に居るテレワークの日でも、
    仕事している時以外は、殆ど寝てる。

    おまえを大切にできない、できていない。
    本当にすまない。

雨にぬれても


   誰かの「捨て石」になる為に、
   生きているんじゃない。
   働いているのじゃない。

   そのつもり、だったけど…。

   社会の在り方、組織の構造上、
   「捨て石」は欠かせないだろう。
   ならば、自分ごときがその役割を、
   突っぱねて生きる権利は無いな。

   「捨て石」の行く末って、
   どうなるんだろうな? 

12年周期

28216


28005



     ふみが逝った3か月後、当時派遣で通っていた
     出版社の編集長と些細な事で言い争いになり、
     退職する事になった。
     大過なく過ごしていれば、ずっと働かせてもらえる、
     そういう職場だったのに。

     ふみが居る時は夢中だったからな。
     癌が判明してからは尚の事、頭はふみでいっぱいだった。
     いい意味で、働く時の脳内によけいな動きがなかったんだよね。

     ふみが逝った後、空虚になり、
     以前なら考えなかったような事に支配される。
     自分は、ここに必要かな。
     居てもいいのかな。

     12年を経た今、同じような状態に陥っている。
     1月に黒絵を喪った事が、徐々に響いてきている。
     繰り返し云って申し訳ないが、
     黒絵、おまえは疫病神だった。
     私にとって、重石だった。
     性格の難しいミライも、いざとなったら
     貰い手は見つけられる可能性がある。
     でも、黒絵に関しては無理だ。
     だから、自分の使命と責任感の大半は、
     黒絵に向けられていたのかもしれない。

     黒絵という重石がなくなって……

     私はまた、漂流しそうになっている。
     自棄を起こして、何かを破壊しやすくなっている。

     ここも辞めるのか?
     けっこう頑張ってきたのにな。
     自分で言うのも何だけど、
     いや、自分じゃなきゃ誰も言わないな、
     120%の力を振り絞ってきたんだよお、半年。
     でも、報われた気がしない。
     結局、空回りだったのか?虚しいな。

     人生を畳んでいく、そんな時間に入る。

サバを読む



   タイトルは、大島弓子先生の作品を読む
   という意味ではありません。
   あの~アレですよ、年齢詐称ってやつ。

   先日、定期券の窓口に並びました。
   契約期間を1か月残して退職した為、
   払戻しが必要だったのです。

   窓口でICカードと身分証明書を提示すると、
   係の人が「あれっ?」と戸惑う様子を見せました。
   ICカードに入力した生まれ年と、
   身分証明書の生まれ年が一致しないから。
   手続きの際、こうなる事を予想していた私は、
   すかさず、「すみません。サバ読んでました」
   と、苦笑いしながら謝りました。

   次の瞬間、係の人は困ったように、
   「それだと…払戻しはできない…」と言いました。
   これは、予想していなかった事態です。
   私の調査不足、というよりは無知ですな。

   係の人曰く「ICカードに入力された情報も、
   れっきとした身分証明という前提がある」そうで、
   年齢を若く偽った私は、定期券の払戻しができませんでした。
   自業自得であります。
   考えたら、ICカードに表示された「若い年齢」も、
   結局誰かに見せる事なく終わったんだよな。
   なんと虚しい見栄である事か…


KIF_0389_2017sep


   今回の経験で、大変勉強になったのですが
   (単に自分が非常識で無知なだけだったのだ)、
   定期券がICカードになる前は、私の周りでは、
   「ささやかな年齢詐称」はめずらしくありませんでした。

   10年間同じ年齢のまま、という女性もいました。
   それを話題にして、みんなで盛り上がったものです。
   思えば、平和な時代だったなあ。
   あの日々に、邪気とか犯罪要素も無かった気がする。
   ペラペラだった定期券も、とても懐かしい…

   サバを読んじゃいけないわ。
   ふみが老婆には見えなかったからといって
   (この写真は、15歳の頃)、
   自分に同じ事が通用すると考えては、いけない…



   

長月から神無月へ

    

    9月は、瞬く間に過ぎ去りました。

    前半に派遣先を退職し、
    有給休暇の消化に入った後半は、
    できるだけ整形外科のリハビリ治療に通いました。

    

五月のミライ



    退職日までの10日余りは、緊張の連続でした。
    「大量の私物を、きちんと整理して持ち帰れるか??」
    ↑ え、それが緊張の理由なの…?

    手持ちの業務が終了しない事は明らかでしたが、
    担当の社員さんが受け取っても、できるだけ困らないよう
    (それも、土台ムリな話ではあるものの)、
    連日気を張って作業しておりました。




イオまぁまぁの顔




    退職した翌週からは、平日もリハビリ治療に通うようになりました。
    やはり、平日のほうが予約は取りやすいです。

    9月末日に治療を受けた時は、担当の理学療法士さんから、
    「首と肩の状態が随分違ってきている」と言われました。
    良化していっている、という事です。
    治療の機会を増やした甲斐があった ♪
    でも、仕事をしていない状態っていうのも、大きな要因でしょう。

    これでまた、何か仕事を始めたら、
    具合は元に戻ってしまうのでしょう、高い確率で。
    複雑な心境ではあります。





黒絵あられもない…




    心地よく眠りやすくなった、秋の訪れ。
    ミライと黒絵と私、順調に肥えています…


やがて、夜が明ける



ふみの夜明け


    またもや御無沙汰しているうちに、梅も桜も過ぎてしまった…

    待ちかねて、やっと訪れた春は、駈け足で去っていくのね。

    
    朝と夕方、決まった時間に決まった行動をとっている人は多いでしょう。
    典型的なのが、通勤・通学。
    特に朝。通勤ラッシュ時に、乗る電車はだいたい決まっている。
    電車(の時間)だけじゃなく、その車両、ドアの位置までね。

    ある程度の期間、同じ電車を利用していると、
    “固定”の顔ぶれが記憶に刻まれるようになります。
    同じように、おそらく私の姿も誰かが憶えている。
    そして、時間が経つうちに、そのお馴染みの顔ぶれが 
    “交代”もしてゆくのです。

      あの、つい挙動不審に見えてしまってた男性は、
      仕事を喪ったのだろうか。転職か、シフト変更か?
      爽やかなカップルは、どちらも姿を見なくなったけど、
      結婚して引越しでもしたんだろうか。
      別れて転居した可能性もあるよな…


    そんな風にぼんやり、あれこれ想っているうちに、
    月日は流れ、私は今日も同じ電車に乗ります。
    つまり、同じ職場に通い続けている訳です。

    いつ解雇されてもおかしくない。
    実際、自分が働き始めてから、
    派遣スタッフが何人も契約終了になって、
    彼らが去っていくのを見送りました。



生後1年(推定)の大野くん

                    1歳の誕生日(推定)を迎えた頃の大野くん



    今年の1月~3月の間は、職場環境の改善を望み、
    派遣元・派遣先と少し、揉めました。
    “トラブル”と認定されるケースなのかもしれません。
    自分としては、心身を少しでも好い状態に保って、
    1日でも長く働いてゆきたいからこそ、
    めずらしく本心をぶつけたのでした

    6年前。ふみが逝った直後。
    それまでは、あまり気にしないように努めてきた事が、
    ふと心に引っ掛かって、結局、
    長期就業を見込めた派遣先を辞めてしまいました。
    あの時と、状況が似ています。

    幸い、どうにか首の皮一枚つながった形で、
    まだしばらく勤められそうです。


    夜明け前が、一番昏いのだと思います。



プロフィール

あつぶこ


にほんブログ村 猫ブログ 老猫・高齢猫へ

にほんブログ村 就職バイトブログ 派遣社員へ

QRコード
QRコード

  • ライブドアブログ