文世さんに逢いたい

「婆猫ふみちゃんのスローライフ」を綴りたくて、 2004年から始めたブログですが、
ふみは2009年3月に19歳10か月で逝きました。

野良猫・地域猫

時の経過に委ねる…



    イオの保護から5週間が経ち、
    当初の不安だらけ(私もミライも)だった状況も、
    少しは変化してきました。
    やや、好ましいほうに。



内田篤人と2匹

                ミライは、内田篤人選手のカレンダーを見つめている…



    でも、それでも、ミライの心が傷ついている事には変わりがない。
    だって、ミライは、婆猫ふみちゃんと同じ魂を持っているんだもの。

    ―― 愛されるのは、私だけ。
    ―― 私より大切なものって、何?


    お世話になっている“猫の達人”さんの紹介を受け、
    思いきって、イオを『譲渡会』に参加させました。
    8月9日、日曜日でした。

    結果は、「お申込みゼロ」。


    例年、お盆休みに当たるこの時季は、
    譲渡会を開いても、来場者が少なく、
    成約率も低いのだそうです。
    タイミングが悪かったかな…

    この結果を運命と捉えて、
    イオを「うちのコ」とするべきなんだろうか?






寝姿は可愛いが。





    ミライと打ち明け話を毎日試みています。
    「決して、イイ気分じゃない」んですって。
    そうだよねぇ。
    ミライの気持ち、解るよ、とっても!


    黒絵は、「小さき者に優しい」性格なのか、
    イオを時々なめてあげています。
    ミライに対するグルーミングは習慣になっているし、
    大野くんにも、基本的に黒絵は優しかった。


    ミライには、他の猫をグルーミングする習慣が、まだない。
    いつか身につけるんだろうか。
    もう少し、大人になったら…






あ~あ、ため息




    ミライ、貴女の気持ちを大切にしたい…



黒絵の未来

ミライ登場2日前の大野くんと黒絵


                     ミライ登場の28時間前、大野くんと黒絵




    ミライの誕生日が過ぎれば、
    黒絵がこの部屋で「完全室内生活」を送り出して
    丸1年という事になります。

    長かった。
    決して「あっという間だった」とは言えないですね。


    2年半、24時間いつでも自由に外と屋内を行き来していた。
    その自由が昨年、唐突に遮断されてしまったのだから
    (黒絵の警戒心を考慮すると、
     段階的な「室内飼い移行」は困難だと判断しました)、
    そりゃあ嘆くよ。若さも元気も十分備えた、現役だもん。




2012年3月24日

                黒絵ちゃん、カッカしないで。血圧測ろうか?



    黒絵の戸惑いと、「外へ出たい」欲求は、
    鳴き声となって深夜の闇に響いていました。
    嘆きの声、唸り声。
    すまないなぁ…でも、少し眠らせてくれないか。

    「動物は話せば解ってくれるものよ。
     身勝手な人間(ある特定の人々を指している)より、
     よ~っぽど心が通じるんだから。
     信じて、踏ん張ってみて」

    ―― このブログのねこ友さんや、
    大野くん探しを通じて知り合った「猫の達人」さん方に
    励まされながら、睡眠不足の初夏と梅雨を、
    どうにかしのいでゆきました。


    恐れていたのは、黒絵のストレスが暴力となって、
    ミライに向けられる事でしたが、
    その点は大丈夫でした。

    “杞憂”だったとまでは言えません。
    黒絵は我慢してくれたのだと思います。

    この部屋の寝床と餌場は、喪いたくない。
    彼なりに、考えて、衝動や欲求と闘った結果、
    「しぶしぶ家猫になる」事に落ち着いたのでしょう。





失踪10日前の二匹

              “お猫好し”の大野くんでも、お気に入りの場所は譲らない…



    黒絵の完全室内飼いが成功したのは、
    それまで2年半の「半分家猫、半分野良」生活が、
    下地として在った事が大きいでしょう。
    そして、人間と暮らす事も悪くはないと、
    大野くんを通して黒絵が感じていたのではないでしょうか。

    いつだって、なんだって、つくづく大野くんに感謝!


    黒絵は、確実に憶えている。大野くんのことを。
    大野くんの還りを待つ気持ちは、私と一緒です。






夏への扉 2014 ~ The Door Into Summer ~

大野くんの背中




     人類は、あまりに多くの時間を、
     ネコのためにドアを開けたり閉めたりする事に費やしてきた



     このブログで何度か取り上げている、
     ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』の冒頭の一節です。


     文庫本で初めて読んだ19の時、
     この一節にひどく惹きつけられ、「うん、うん!」と頷きました。

     「そうなんだよなあ…ネコってやつは、もう」


     猫が家の室内外を自由に行き来していた、自分の10代。

     あの頃を振り返って、「旧き良き時代」というように
     感じてはいません。正直なところ。個人的に。

     当時から、猫に対する苦情はありましたよ。
     現在より、直球でやってくるのが、新旧の差かな?





ねらい

     



     鳴き声で外出希望を訴えるコ。
     無言でドアやガラス戸の前に座って、アピールするコ。

     そして、扉の開放が必ずしも、外出につながる訳ではない猫たち。

     ただ、外を眺めたいだけだったり、
     外気に触れた途端、お散歩気分がそがれてしまったり。

     その度に「え~出るんじゃないの?じゃ閉めるからね」と、
     人間は文句を言い、詫びの一つもなく立ち去る猫。

     それはまだ楽なほうで、「しばらくこうしていたいの…」という場合は、
     人間もある程度、出入り口近辺で猫につきあわねばなりません。


     面倒くさがりで腰が重い人間なのに、
     彼らの要求にはたいてい屈してしまっているのです。

     いやはや。ネコってやつは、人間の扱いをよう心得てます。





下っ腹たぷたぷの宿命





     ふみが、「このまま、しばらくこうしていたいの」というタイプでした。
     ベランダまで出て、それ以上は動き回らない。
     彼女がその視線の先に見ていたものは、何だったんだろう。


     大野くんも、活発なキジトラながら、性質はふみとほぼ同じなんです。
     内弁慶だから、ベランダの内側という“安全圏”で、外気を愉しむ。



     今、完全室内飼いが、猫と暮らす人々の間では主流のようです。

     大野くん探しの過程で、知り合った猫好きさんは、
     ほとんど完全室内飼いのスタイルを定着させていました。
     苦情と、猫自身への危険を避けるために。

     時の流れとともに、人と動物を取り巻く環境は大きく変化しています。

     



ふみの日課 パトロール







     5月に入って、踏み切った、黒絵の完全室内飼い。

     黒絵が外の世界に出ないまま、1か月が経ちます。
     長かったような、あっという間だったような…
     でも、まだ闘いは続くので、
     黒絵はもちろん、ミライにも辛抱してもらいます。


     黒絵の出入り口だったガラス戸を、完全に閉めた。

     あの窓は、大野くんの帰りを待つために、
     ずっと、開け続けていた空間なのです。


     そこを、閉じなければならなかった…
     無念だ…

     ただ、大野くんを待つことをやめたんじゃないよ。
     この気持ち、地面を駈けて、大野くんに届け――

 

ジョーカー

2014年3月21日15時




     黒絵は、“ジョーカー”だ…


     そう口に出して言ったのは、先月でしたが
     (たぶん、「初めて」と自分で思っているだけかも…)、
     心の中では、だいぶ前から何度も呟いていました。



     ジョーカーは、トランプで「最高の切り札」にもなるらしい。

     でも、トランプ遊びはもっぱら「ババ抜き」だった自分には、
     その“ババ”のイメージしかありません。

     持っていたら厄介な札。
     敗北を余儀なくされる札。





2014年2月20日23時





     空腹を訴えて、部屋の前に黒絵が現れたとき。

     野良への餌やりで苦情を受け、
     一度は見捨てようとしながら、
     執念で部屋に入り込んでいた黒絵を見つけたとき。


     結局、常識的な判断のもとに行動できない私は、
     拒むことをしませんでした。


     だから、“ババ”を引いてしまったのではなく、
     自ら選び取ったという事ですよね…


     彼が、トラブルの火種になる存在だと、
     過去の出来事が実証してくれているし、
     将来に対しても、不安は抱えていました。


     なのに、何でもすぐに諦め、
     努力をちょっとばかりして成果が得られないと、
     「やっぱり無理なんだ」と、楽な途に落ち着いちゃう。


     すべてにおいて、自分はそうです。
     自業自得だと感じるばかりの人生です。



     

2013年6月18日







     好奇心旺盛で活発なミライが、
     黒絵の外出に興味を示して「アウトドア派」になる事を、
     危惧しながらも、防止することができなかったとき。


     その結果、もともとは野外行動を望んでいなかった
     大野くんが、ミライの監督者として
     共に外へ出てゆくようになったとき。


     ネックになるのは、常に黒絵の存在でした。
     完全室内飼いをとうに諦めていた、黒絵。



     もちろん、彼に責任があるのではありません。
     絶対。
     飼育管理者である私が、
     無為無策であった、その事実に問題があるのです。


     自業自得かあ…
     猫たちに、申し訳ない。

     ミライ、ごめん。
     黒絵、自由を奪って、すまない。


     そして、大野くん。
     ごめんね。
     本当に、ごめんね…



 

嵐の季節



     お久しぶりです。
     前回の記事から、あっという間に半月以上のブランク。


     いつも、ありがとうございます。

     そして、すみません…




20050528のふみ




     感情をむき出しにすることは、めったにありません。

     平和主義であるとか、穏やかな性質をもっている訳ではなく、
     単に、エネルギータンクが空っぽなのだと思います。


     その延長で、「言われっぱなし」である事も多いです。

     人から攻撃されて何も感じない…筈がない、さすがに。
     むかっ腹を立てたり、ダークな気分に陥りますとも!


     ただ、それで反撃に出るかというと、実行はしない。

     気持ちと行動の間には、けっこう厚い壁が在りますね。
     我慢…事なかれ主義…とは、やっぱり違う。

     心に異変が生じた後は、既にエネルギーが無いんです。


     相手にしてみれば、「言いやすい」対象だと思います。





2005年4月拳に力をためるポーズ




     そんな私が、自分でもびっくりするくらい激昂してしまい、
     相手に向かって大反撃する出来事がありました。


     詳細は控えますが、
     ふみが逝った後の当ブログを読んでくださっている方々には、
     だいたいお察しいただける事だろうと、思います。


     あんまりだなあ。
     理不尽だよなあ。
     そう思って。


     自己満足な表現を赦していただけるなら;
     あれは、“憤怒”でした。
     そして、反撃しながら両目ににじみ出てきたのは、
     “血の涙”です。

     あ。やっぱり、
     かっこつけすぎの表現だわ
 






黄色い布団とふみ






      クールに理詰めで応戦できたら理想的なんだけど、
      そこは、性能の低い自分の限界で、
      「頭のおかしなオバハン」が喚いてる形になっちゃった。
      かっこ悪かったけど、でも、自分が反撃に出た事を、
      後悔などしてはいないのです。


      それにしても、いや~な気分にどっぷり浸かった状態で、
      4月が終わり、
      大野くんが戻らないまま、7か月が経ってしまいました。


      少しずつでも、“何か”を取り戻していけるでしょうか。

      平穏な生活を、切に望んでいます。


      

おうちが欲しくない猫

うちに来て10日のミライ



     あくまで個人的な感覚で書くのですが;
     「おうちが欲しくない」猫は殆ど居ない、と
     私は考えていました。

     人の輪に積極的に入り込んできた、
     警戒心の薄い大野くんを家族に迎え、
     ご飯を求めて来る常連だった黒絵を部屋に入れる。
     ―― ふみが逝った後、それまで以上に野良猫に関心を抱き、
     彼らの存在から目を離せなくなった自分は、
     「みんな、好きで野良生活を送っている訳ではないんだ」
     と受け止めたのです。

     誰だって、おうちが欲しいよ。
     空腹を満たすだけでなく、安心して眠れる場所が必要な筈だ。
     
     


うちに来て1か月弱のミライ



     自分のそんな捉え方が、すべての猫に当てはまるとは限らないみたい。

     3年あまり毎日欠かさず“餌やり”を続けている友人によると、
     公園で待っている常連の中には、元・飼い猫も居るそうです。
     しかも、元・飼い主が現れるとプイッとそっぽを向いて逃げちゃう。
     捨て猫→家猫→野良、そういう経歴の持ち主なのかな。

     「親子三代野良猫」という系譜も当然在るだろうし、
     自ら外で生きる道を選んでいる猫も居るのでしょうね。


     そうかぁ…ふみや大野くんのように粘着質な猫と暮らしてきたから、
     世間一般の「猫は自由で気まま」という定義に、つい反発しちゃった。




七夕の夜のミライ



     ↑ 七夕の夜のミライ。
     外に遊びに行ったのかと思いきや、ひとりで寛いでます。
     このカーテンの裏にあるガラス窓は4分の1ほど開いていて、
     もともとは、黒絵専用の出入り口だったのですけどね…


     ミライが来て1か月も経たない頃から、
     私は、「この仔はおうちが欲しかった猫なんだろうか?」と
     度々考えることになります。

     ご飯と寝床さえ確保されていれば、あとは『自由』が最重要。
     『家庭』は必要ないという生き方を、ミライの日常に感じてしまう。


     まあ、怖い物知らずの怪獣で、若かった幼かったから…


     お兄ちゃんである大野くんが行方知れずになり、
     自分はその翌々日に、「剃り被害」(誰かに口元剃られまして)に遭いながら、
     まだまだ、睡眠時間を削ってでも外で遊びまくってたお嬢さまです。



     

3ショットうちに来て1か月のミライ




     10月下旬に避妊手術を受け、その後の安静期間をきっかけに、
     何が何でも、ミライのことは外に出さない事に決めました。

     これは、ミライにとってだけでなく、私自身にとっても“ストレス”です。


     こんなに世の中がコンクリートとアスファルトだらけになり、
     つまり、人間と動物の関係も変化を余儀なくされているのに、
     私は今でも、猫が(犬も)のんびり野外で過ごしている情景を、
     当たり前のように目にしていたいから。


     ごめんよ。人間社会の都合で。



     外出厳禁になってから、もう5か月。
     キャットタワー程度じゃ、怪獣のストレスは発散しきれないよねぇ。
     プロレスごっこの相手をしてくれてたお兄ちゃんも戻っていないし。


     ただ、つまらない上に寒いからか、
     人間相手に甘えるようになったミライです。

     ご飯も大事だけど、「私を見て~」「ちゃんと遊んでよ!」と、
     大野くんと要求が同じになってますね。


     おまえのおうちは、ここだから。
     お兄ちゃんのおうちでもあるから。


     あ…春を過ぎて暑くなったら、どうしよう。
     これが今から頭を抱える問題でして… 
     


雪がたり

2014年2月8日~9日の雪(足跡なし)







     師走の頃とはまた違った意味で、
     瞬く間に時が過ぎ去っていったような2月でした。

     皆さんも、大雪で大変だったのではないでしょうか。
     関東南部の自分は、つい過去形で言ってしまうけれど、
     今でも不便でつらい状態に置かれている方々が
     大勢いらっしゃる筈です。




2014年2月9日(轍あり)




     1月は、昨年の延長でまだ捜索活動を続けられました。
     結果が、どれも芳しくないにしても。
     2月は、さすがに身動きがとれなかったですね。
     「日数が少ない月とはいえ、ここまで2月は短いのか…!…」
     振り返ると、そんな1か月でした。


     写真は、1回目の大雪となった、2月9日の早朝のものです。
     前日から夜の間、吹雪いて積もった雪が、
     まだ雪かき作業の始まらない町を完全に覆い尽くしていました。

     外の猫の為に「にゃんこハウス」を設けている方たちも、
     雪と猫の様子に気を揉み、長い2日間になったと聴きます。



冬はあったか気持ち好くないと…



     1回目の大雪の時は、大野くんの事を考え、
     ただでさえ正常じゃなくなっている頭のネジが、
     さらに何本もぶっ飛んでしまった気がします。


     2回目の雪の夜は、
     外で生きる猫たちに申し訳ないと思いながら、
     布団にくるまって、空想にひたりました。
     ―― 大野くんはきっと、こんな夜でも
         どこかの部屋でのったり寛いでいる…




大野くんのウラクロス



     大野くんが帰って来なくなって1週間ばかりの頃から、
     密かに考えていた事があります。

     生後7か月(推定)の大野くんを保護した友人は、
     「公園で遊ぶ子供たちの輪の中に、
      ふっと現れたの」と言っていました。
     
     その様子が不思議な情景になっていたのを想像し、
     大野くんがうちの“家猫”として定着してからも、
     時おり思い出し、むしろ強く胸に刻んでいた自分です。


     大野くんに出逢った友人は、
     ふみを喪って半年あまりの日々を生きる私に、
     すぐさま連絡してきてくれました。
     ―― この仔は、あっちゃんに必要な存在だ
     直感がそう告げたのでしょう。


     だから…
     大野くんを必要とする人のところへ(人間とは限らない)、
     移ることが急に決まったのかもしれない。



寂しかったのかい?




     10月から師走まで、その空想、いや、考えに落ち着くのは、
     現実逃避にしかならないと、度々打ち消してきました。
     でも、5か月が経過する今、私がそう考える事を、
     責めたり咎めたりする声も、脳内で聴こえてこないのです。


     大野くんは、LUCKY BOYであり、不思議な存在です。
     時間か空間か、扉を開けて、何処かに移動したのかな。


     私が彼を「必要としなくなった」と判断したのなら、
     それはとても大きな間違いだけど、
     私以上に、大野くんの援けが必要だという声に
     応えたのだったら、じゃあ、しかたないか…



 蛇足:タイトルは、宮沢賢治の短編『雪わたり』から
     思いついた言葉です。

  

桜を見せたかった未来


     出逢いは、2013年5月22日。

     初夏とはいえ、肌寒い風の吹く深夜の公園で、
     その仔猫は懸命に鳴き声をあげていました。


出逢い


     眼が開いているから、生後1か月には達すると思われる。
     でも、左の眼は真っ赤に充血して、殆ど潰れているかのよう。

     この子猫は、とても幸運です。
     何故なら、見つけてくれた人間が、
     ふみを溺愛していた友人だったから。

     
     癌との闘いが終わるまでの半年弱、
     右眼が破裂してしまっていた状態のふみと重ね合わせ
     (前回の日記で、私は左眼と書いています。
      大切なエメラルドの瞳が片方喪われた事には変わりがなく、
      無神経なようですが、左右の記憶が曖昧になっています)、
     友人は、どうしても見て見ぬふりができませんでした。



出逢いから90分後



     1時間半後、公園からひと駅離れたこの部屋に、
     仔猫はやっと落ち着きました。
     
     メシだ、牛乳だ、とオロオロする人間側。
     仔猫の世話をするのは、私も20数年ぶり。
     
     仔猫は、殆ど何も口にしようとはせず、
     ひたすら眠り続けていました。
     今思うと、安心して眠る事が、
     この時、仔猫が最も求めていた幸福だったのでしょう。



4日目のミライと大野くん



     ふみも大野くんもお世話になっている動物病院で、診察を受け、
     「左眼はウィルス感染症によって充血しているだけで、
      先天性のものではない。点眼と抗生物質で治る」ことが判りました。

     実際、治療を始めると、みるみる元気になり、
     部屋に来た3日後にはもう、大野くんと対等に(笑)
     じゃれ合うようになったのです。


こいつ、何なんだ…?



     わずか500グラムほどの小さい身体で、動き回る怪獣。
     率先して保父さんになってくれた大野くんも、
     戸惑いを隠せないことがしょっちゅう。



名前はミライ



     小さくて可愛い怪獣は、ミライと名づけられました。
     「大野くんと仔猫、みんなの未来を願って」
     保護主である友人の希望でした。


     名前を決めた時、すぐに思い出したのが、
     昔好きだった、サクラミライという馬のことです。
     友人と共に応援していた牝馬でした。



     『桜を見せたかった未来』




中山競馬場正門




      3月7日に癌との闘いを終えた、ふみ。
      桜を一緒に見たかったのです。

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