文世さんに逢いたい

「婆猫ふみちゃんのスローライフ」を綴りたくて、 2004年から始めたブログですが、
ふみは2009年3月に19歳10か月で逝きました。

動物の愛護及び管理に関する法律

太陽が出ていても…



    雨が少なくっても、梅雨は梅雨なのでしょうか。
    気が晴れない現状ではあります。

    7日の夕方に、降ってわいたような捨て猫の鳴き声。

    結論から言うと;
    約2日後に、町内の「猫の達人」さんの出動により、
    鳴きながら彷徨っていた仔猫は無事に保護され、
    今は安全な屋内で“里親さん”を待っています。

    
    ミライを保護した時と同じような鳴き声を耳にした時、
    「飼えなくても、ひとまず保護を」と考えました。
    マンション住民に快く思われていないため、
    これ以上猫を増やす事は、たぶんできません。
    でも、一時的に「保護部屋」を提供することは、
    可能なのではないか?
    ―― これは、少し前から考え始めた事です。

    幼い捨て猫は、時間が経てば経つほど、
    保護しづらくなるものと思われます。

    現に、今回の捨て猫は、びっくりする程スピーディーに
    近隣を移動していました。
    目撃した人も「とてもすばしっこくて、捕まえるのが難しそう」
    と言っていましたから。

    時間の経過に従い、
    人間が捕まえにくくなる、仔猫は警戒心を強めるばかり。
    そうこうするうち、仔猫は衰弱してゆくか、事故に遭う…
    ――といった、想像ではない、厳しい現実が待っています。

    それらの危険な可能性を考えれば考えるほど、
    胸が締め付けられて、しばらくの間落ち着きませんでした。

    そんな私の悶々とした空気を感じ取ったのが、ミライ。
    仔猫の甲高い鳴き声は、部屋の中に居ても聴こえたので、
    当然、ミライも外の“異変”に気づいています。
    癇癪持ちの彼女が、更に機嫌を悪くしているのが、
    伝わってきました。

    結局、はじめに書いたように、
    仔猫は「猫の達人」たちの保護下に入ったけれど
    (私は声のみで、“対面”に至っていません。
     顔を合わせていたら、情が移ってしまったかも…)、
    その前の段階で、私が捕獲して部屋に入れていたら、
    ミライがすごくイヤがったでしょうね。

    もともと、この部屋に君臨する女王様なのだから、
    そこらへん容易く想像できる筈。
    仔猫の「SOS」に平穏でいられなくなった私は、
    ミライさまのお気持ちを忘れておりました。




遊び疲れた…




    「一時保護」にしても、ミライの性格を考えると、
    この部屋に新入りを迎えるのは難しいかもしれない。
    はからずも、それを知ることになった出来事でした。


    そうそう。
    仔猫は、7日の夕方、車で運ばれて、
    公園の端の所でささっと棄てられたんだと思う。
    非常に素早い動きで去って行った人間(たち)。

    
    動物の遺棄は、犯罪ですよ。

    「動物の愛護及び管理に関する法律」第四十四条三項





夏への扉 2014 ~ The Door Into Summer ~

大野くんの背中




     人類は、あまりに多くの時間を、
     ネコのためにドアを開けたり閉めたりする事に費やしてきた



     このブログで何度か取り上げている、
     ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』の冒頭の一節です。


     文庫本で初めて読んだ19の時、
     この一節にひどく惹きつけられ、「うん、うん!」と頷きました。

     「そうなんだよなあ…ネコってやつは、もう」


     猫が家の室内外を自由に行き来していた、自分の10代。

     あの頃を振り返って、「旧き良き時代」というように
     感じてはいません。正直なところ。個人的に。

     当時から、猫に対する苦情はありましたよ。
     現在より、直球でやってくるのが、新旧の差かな?





ねらい

     



     鳴き声で外出希望を訴えるコ。
     無言でドアやガラス戸の前に座って、アピールするコ。

     そして、扉の開放が必ずしも、外出につながる訳ではない猫たち。

     ただ、外を眺めたいだけだったり、
     外気に触れた途端、お散歩気分がそがれてしまったり。

     その度に「え~出るんじゃないの?じゃ閉めるからね」と、
     人間は文句を言い、詫びの一つもなく立ち去る猫。

     それはまだ楽なほうで、「しばらくこうしていたいの…」という場合は、
     人間もある程度、出入り口近辺で猫につきあわねばなりません。


     面倒くさがりで腰が重い人間なのに、
     彼らの要求にはたいてい屈してしまっているのです。

     いやはや。ネコってやつは、人間の扱いをよう心得てます。





下っ腹たぷたぷの宿命





     ふみが、「このまま、しばらくこうしていたいの」というタイプでした。
     ベランダまで出て、それ以上は動き回らない。
     彼女がその視線の先に見ていたものは、何だったんだろう。


     大野くんも、活発なキジトラながら、性質はふみとほぼ同じなんです。
     内弁慶だから、ベランダの内側という“安全圏”で、外気を愉しむ。



     今、完全室内飼いが、猫と暮らす人々の間では主流のようです。

     大野くん探しの過程で、知り合った猫好きさんは、
     ほとんど完全室内飼いのスタイルを定着させていました。
     苦情と、猫自身への危険を避けるために。

     時の流れとともに、人と動物を取り巻く環境は大きく変化しています。

     



ふみの日課 パトロール







     5月に入って、踏み切った、黒絵の完全室内飼い。

     黒絵が外の世界に出ないまま、1か月が経ちます。
     長かったような、あっという間だったような…
     でも、まだ闘いは続くので、
     黒絵はもちろん、ミライにも辛抱してもらいます。


     黒絵の出入り口だったガラス戸を、完全に閉めた。

     あの窓は、大野くんの帰りを待つために、
     ずっと、開け続けていた空間なのです。


     そこを、閉じなければならなかった…
     無念だ…

     ただ、大野くんを待つことをやめたんじゃないよ。
     この気持ち、地面を駈けて、大野くんに届け――

 
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