『グーグーだって猫である』の最終巻を、
大晦日に書店で手に取った事は、先日書いた。
その後、最終巻との間を埋めるため、
4巻と5巻を買い求めて読んだ。
あくまで、最終巻にはまだ手を出さず。
どちらかというと、楽な気持ちで読み始めた、
4巻と5巻だった。
読んで…5巻のほうだ、
最終巻のひとつ手前で、私はくずおれた。
ある回を読み、泣いてしまった。
泣く事など想定せず、コインランドリーなんぞで
(ミライ登場前から、洗濯機が壊れたまま)、
気楽に読んでいたら…だ。
家族である動物と、闘病生活を送った人なら、
たぶん私と同じ状況になったと思う。
“感動”という表現からは、遠い。
つらくて、しんどいエピソードだった。
たった4頁(1回4頁の連載マンガ)で、
こんなにも胸がえぐられるものなのか。
自分の場合、読んだ直後に落涙して、
その後も思い出しては、涙ぐんだ。
今週は、仕事中に考え込んで(集中力が無いんです)、
静かに目元をぬぐっていた。
正直なところ、「読んでよかった」と言えない。
読まないほうがよかったかもしれない、
そんな風に思うほど…つらかった。
大島弓子自身は、もちろん、
もっともっとつらかった筈なんだ…