人間の中腰の姿勢からだと、こんな風に見えるのかなぁ ↑
皆さん、励ましのメッセージ、有り難うございます。
直接のやりとりがなくても、心配してくださってる気持ちが、
私の胸には伝わってきます。
連休の最終日には、抜糸後の経過の好いミライを残し、
遠出してきました。
捜索エリアから少し離れた北部を目指し、
「さすがにここまで猫は、自力では来ないだろう」
という地域でしたが、願いを胸に、歩き回りました。
ミステリー小説が好きで、刑事の聞き込み調査の様子なども
よく読む訳ですが、大野くん探しを始めてから、
「あ~こういう事なんだろうなぁ」と、なんとなく実感しています。
「この線は無いな」とある程度判っていても、
「無い」という事を確認する作業も必要なんですね。
不確定な部分を一つ一つ、辛抱強く洗っていく。
あいにく雨が降ったりやんだりのお天気で、
猫の姿1匹見ることはできません。
昔ながらの古い構えの民家(元農家が多い)と、
瀟洒な新興住宅群が並んでいる。
うちのほうと違い、小さなお寺と神社が点在しています。
ここなら、猫はなんとか生活していけるかもしれない。
道をきくついでに「このあたり野良猫は居ますか?」
と尋ねると、「あ~けっこう居ますよ」と渋い表情で
答える奥様方。チラシを配れる雰囲気ではなかった…。
最後は、その地域の人々が集まるであろう
ショッピングセンターに向かい、ペットショップと
動物病院を訪ねてみました。
「この猫を探してるんですが…」
ペットショップは、トリミングコーナーもあるお洒落な店で、
「里親募集」や「迷い犬猫」の貼り紙など全く見当たらず、
キャットフードの買い物だけして、そそくさと退散しました。
動物病院のほうも、そこは当然かかりつけではなく、
一度も診察・治療でお世話になった事がないのですから、
入っていくのには勇気が要りました。
「こういう猫がこの1か月内に診察を受けてないでしょうか?
ケガした状態を保護してくれた方がいるかと思いまして…」
すると、病院スタッフの方々は熱心にチラシを見てくれて、
最後には「これ、うちでお預かりしてもいいですか?」と、
病院前に貼り出していただける事になったのです。
望外の歓びで、お辞儀したまま、
しばし頭を上げることができませんでした…
今回の出張捜索に関して、“収穫の有無”を問われたなら、
どちらでもあり、どちらでもなかったと答えます。
大野くんには会えなかった。
でも、その場所に行って、自分の目で確認したこと。
自己満足で「無駄足じゃなかった」と思っているのではなく、
また同じエリアを歩くことを予定しています。
日頃の運動不足を解消させようという、大野くんの配慮か?
いや。長期戦になっていくのは、決して好くないよな…
勇気を出して配っているチラシです。
余白に手書きで携帯番号やメッセージを添えています。