仕事先の近所の花屋で、
小さな鉢植えを買った、7日。
帰りの電車の中で鉢植えの入った袋を抱いていたら、
花の匂いに少なからず驚いた。
花って、こんなに香るものなんだね。
3年前、親友・ネコ友さん・動物病院から贈られた花に、
ふみは囲まれていた。
ガーデニング等に無縁な生活なので、
たっぷりの花が身近にある経験はそうそうない。
ただ、あの時は…香りを全く感じていなかったな。
色彩は覚えているんだけれども。
だから、3回目の命日の花の香りが、新鮮に思える。
小さな可愛い『花かんざし』
花言葉は;温順・思いやり・明るい性格、ですって。
私とふみに、あんまり合ってないやねぇ(苦笑)。
3年…もう3年ですか。
永遠のごとく長い、ふみの“不在”だけれど、
時間はもっとゆっくり進んでる、感覚として。
やっと「1年」ぐらいの感触だよ。
もっとも、自分自身は確実に老化したし、
ふみが逝った後に生を受けた大野くんも、
すっかりオッサン(精神年齢は低い)。
そんな現実が無情にもあるんだな…